遥か未来の地球、無人探査機により、地球から十二光年離れたくじら座タウ星の第四惑星が人類の移住に適した環境である事が分かる。
すでに、スペースコロニーや金星の浮遊都市で宇宙植民の実績を積んでいた地球連邦政府は、その惑星への移住計画を立案す
る。
しかし、光の速度を超えることができない地球の宇宙船にとって、十二光年は絶望的に遠い。
移住計画はスペースコロニータイプの宇宙船で何世代もかけて目的地を目指すものになった。一度、移民宇宙船に乗り込めば、二度と地球の土は踏めず、おまけに自分自身は移民星の土も踏めない。そのため乗組員には相当な覚悟が求められた。
第二の地球を目指す移住計画は、多くの人に夢を与える一方、移住計画に投入される人的、物的資源を地球環境の改善に回した方がいいのではないかという意見や、地球の縮図のような多様性に富んだ移民ではなく、争いを回避するため、人種や宗教、文化などを統一した集団で移民を行った方がいいのではないかという意見が、移民船の運営側に寄せられる。
このように、人々の意見が対立する中、移民宇宙船は完成し、乗員の選抜や宇宙船の運用テストが、着々と進んでいた。
主人公は子供の頃の夢をかなえるため移民宇宙船に乗り込んだが、同じ移民宇宙船に乗っている好きな女性への気持ちの整理がつかないことなどから移民宇宙船に残るか否か迷っていた。
そんな中、テロリストたちが関係者に紛れて移民宇宙船に乗り込み、コントロールルームを占拠してしまう。
テロリストの目的は、同じ思想を持つ仲間を船内に大量に引き入れ、移民船と新天地の惑星を自分たちの理想の国家とすることだった。
主人公は船内のメンテナンス作業で席を外していたため難を逃れるが、外部からの救援は得られない。
これは、仲間と移民宇宙船の住民を救うため、主人公とその友人たちが協力して、テロリストを倒し、ヒロインたちを救出する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 00:00:00
98269文字
会話率:37%
地球から約二十光年のところを航海中の移民宇宙船「第二の地球号」に緊急連絡が入った。たったいま(すなわち約二十年前)、地球において人類が滅亡したという……
最終更新:2018-08-03 21:09:48
394文字
会話率:56%
詳細を知らされない任務で『移民宇宙船ニ‐八〇〇』に潜入したジュン・タナカは、とあるハプニングで体を宇迦之御魂神(ウカ様)に乗っ取られてしまった。任務は失敗。体は憑依されている。この宇宙船はいったい何なんだ!?
最終更新:2017-07-03 21:19:55
8061文字
会話率:68%
西暦2590年。
わたし達を乗せた移民宇宙船は航海を続ける。
大好きな祖母は船の科学者であり、わたしにとっての先生でもある。
13歳になったわたしは「骨噛み」という遥か昔の風習を知り、「愛」について気付き始める。
(小説投稿サイト「カクヨ
ム」でも公開しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-21 20:00:00
8009文字
会話率:46%
人類がとある理由で別の星へと移民する事になった、少し未来のお話。
移民宇宙船「クラーク号」に突如として現れた謎の金色の竜は、かつて地球に存在した架空のファンタジーの登場人物そっくりだった?!
どこか向こう見ずで、でも決して悪い子じゃないから
にくめない彼女の名前は「サトウ」。
そして、彼女と出会ったクラーク号のクルーの名前も「サトウ」。
一人と一匹のサトウによる、なんでわたしはここに居るのかを追い求めたギャグ調の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-14 03:10:32
9821文字
会話率:50%