家守りのいる家の田川圭吾は、ちょっとチキンでめんどくさがりな、ごくごく凡な大学生。
へいぼんぼんに暮らしていたある日、母親が鬼の邪気とやらに殺られてしまい、我が家を守る〝いえもりさま〟が現れて、ビビる間も無く助けてくれる。
いえもりさまが現れてからというもの、金神様、年神様、福の神様、観音様、黄泉津大神様にお目もじし、大蛇の主さまのお引越し、従者のがま殿が居ついた幼馴染の恋話に関わり、生まれてから一度として見た事も感じた事も無い、霊達のお願い事をきかされ、高貴だったけどやめちゃったご先祖様にお会いして、超変な神様の猫にゃん様と、律儀な犬わん様に遣われ……。
神様系と仲良しの後輩に、霊能修行中の友達に引き込まれたり、愛の為に魔物と化した、其方方面では有名な実篤様と友達になってたり、桜の精との恋を謳歌している幼馴染みに、月兎との恋に悩む知り合いまでできて……。
〝こよなく凡を愛する〟主人公が、マジで不本意な〝非凡〟な日々を過ごす事になってしまったお話し。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 13:06:23
521942文字
会話率:57%
オンボロ古民家に一人暮らしの天願七海は、就活失敗して奨学金と訳あり借金返済に追われる崖っぷち貧困女子。
ある夜、庭先で子猫サイズの痩せた小さいおじさん(福の神)を自転車でひいてしまい、家に住ませることになる。
不思議な小さいおじさんは七海の
祖母あんずさんの知り合いで、食事を与えるとご利益が授かるらしい。
そのご利益目当てにイケメン神人(かみんちゅ)青年が家に押しかけてご飯を作ったり、美少女JKに目の敵にされたり。
「私は小さいおじさん(福の神)のご利益で、貧困脱出する!!」
「福の神様、どうか僕のもとへいらしてください」
「ふたりともワシのために争わないでくれ。あれっ、もしかしてこれって三角関係?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-12 22:11:17
159193文字
会話率:50%