勇者が所属していることで有名なパーティの末端に名を連ねているルリレイルはある日、ギルド内で公開処刑よろしく追放処分を下される。周囲から不名誉極まりない二つ名を与えられているルリレイルの追放処分直面回数は実に3回目。もはやプロの領域にあっ
た。────追放のプロというのも無様な感じではあるが。
人間と組むと碌なことがないと悟ったルリレイルは、思い立った。
「そうだ、人間と組むことをやめよう」
これは、色々と規格外のルリレイルが人間以外────すなわち人外────とパーティを組んで平和で楽しいゆるふわな旅をする冒険譚である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-04 19:04:51
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会話率:23%