高野は41歳。社内不倫が発覚して、会社では不遇だった。
ある夜、ネットの掲示板を眺めていて、あれ? と思うスレッドを見つけた。高校時代に吹奏楽とピアノで共演して、ショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏したことがあるという。
高野もその当時、吹奏
楽部の一員でホルンを吹き、その曲をやっていたのだ。
この作品は「北条かおる小説工房」(第1夜)に掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-21 21:04:31
13869文字
会話率:13%
横川克彦は同僚の村山真由と社内不倫をしていた。新入社員の嵯峨京子は二人の様子をじっと見ていた。
阿刀田高のTO-BE小説工房第五回落選作品
お題は「余韻のある結末」
最終更新:2016-01-01 11:53:12
1661文字
会話率:42%
東京の広告代理店でプランナーとして仕事に忙殺されている中谷は、祖母の死を契機に祖母の自宅である瀬戸内の小さな島の古い一軒屋に移住を決意する。その一軒家を改装し、親友の秋幸と共にギャラリー兼カフェを始めるために。中谷の同僚の万里子は、社内不倫
で深く傷ついた心を業務提携しているアメリカのPR会社勤務で乗り越え帰国すると、中谷達のギャラリー兼カフェを手伝い始める。東京での売上至上主義から本当にやりたいこと、やらなければいけないことを手探りで懸命に模索し始める物語。
バタフライエフェクトの続編折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-27 20:00:00
35683文字
会話率:60%