その男、超人につき——
ノーティルは、【超人】という、英雄になる素質をもった少年だった。巨大な魔物を一撃で屠り、数キロ先で助けを求める人間の危機を察することができ、その気になれば浮ける。数多くの力をその【超人】の権能は持っているが——
肝心なノーティルは、友達はおらず社会に馴染めないコミュ障であった。
呆れた師匠は、ある少女の来訪をきっかけにノーティルを旅に出すことにした。
ノーティルは激しい抵抗の末、自分を変えたいという願いに向き合い、この生き難い外の世界へと足を踏み入れるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 01:17:58
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会話率:24%