テラメッチャ王国は隣国、ゴッツァレッラ国からの侵攻を受けていた。テラメッチャ王は、親衛隊隊長であるヒビノワムに厄介払いとして、勇者探しに行くよう命じる。そしてヒビノワムは、たまたま出会った少年に勇者役を押し付けようとする。
少年・タツヴ
ォラはマイペースに様々な人に出会いながら、勇者鑑定士である魔法使いデュデュに言った「みんなが勇者になれば戦争はなくなる」との“勇者が勇者認定理論”を、同じ年ごろの少年・ヤーディスに対して勇者認定を出すのを皮切りに、時に強引に、時に偶然に、時に大騒動を巻き起こしながら広めていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-01 16:06:38
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会話率:56%