「クラスに最低一人は、絶対に気が合わないヤツっているよね。私にとってのソレは、まさにキミなんだよね」
クラス委員長の守山くるみにそんな台詞を言われた直後、副委員長の日野ヒカリ、つまり俺は、意識を失っていた。目が覚めたら、そこは異種族が当たり
前のように存在する異世界の路地裏。
しかも、俺のことを嫌いな守山くるみも一緒に転移されてきた。
言葉も通じない異世界で、俺のことを嫌いな女と一緒になんとか元の世界に戻る方法を探すことになる。しかしそのためには、まずこの世界での生活を確立して寝食を確保しないといけない。
認めたくないが、優等生の守山くるみに頼らないと俺一人では生きていけそうにない……
不真面目少年と優等生少女の凸凹コンビの異世界生活、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 15:34:43
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会話率:35%