あるRTA走者が死んだ。「もっとタイムを縮めたかった」と言い遺して。彼の願いは天に届いた。
気付いた時、彼は自身がこよなく愛する名作ローグライクRPGの主人公に転生していたのだ。
「は? 売って金策にあてたいから着てる装備を全部脱げ? 今
ここで? 嫌よ変態じゃないの!?」
「誰かひとりでも目的地に辿り着けば他は全員死んでも構わない死の強行軍!? 最低ですね!」
「悪いけど、あなたのような非常識極まりない人とはこの先やっていけません! 永遠にサヨナラ!」
最初で最期のリアルRTAを楽しもうと意気揚々と走り出した彼の決意は、初っ端から躓くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 07:00:00
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会話率:69%