壁は、世界と僕を隔てるのみにあらず。
壁も、僕も、世界の一部だときづいたとき。
空は、ときに蒼く、朱く、昏く。
だけど、いつも高く、遠かった。
最終更新:2021-12-06 12:16:57
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白の薄いコットン生地にひと針ひと針、白の刺繍糸で模様を刺していく。今作っているのは結婚式の折に手に持つ、真白のハンカチ。
でも今はすれ違うわたくし達。だけど久しぶりに開かれた舞踏会。お招きに預かったわたくし。装いを凝らして出向けば……。
婚約破棄の宣言をされた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-17 20:42:32
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