遠い昔、今よりも科学が発展していた時があった
だがそれと同時に 人間達は世界の命を貪っていた
ある時は勝手な正義を掲げ、都合の悪いものを消そうとする戦い
又は欲に駆られ、略奪や殺戮という虚しいだけの戦い
その世界は争いが耐え無かった
愛する者を失った者達の声が、悲しみから嘆きへと変わり怒りに、そして憎しみから復讐心となる
そんな永遠のループが続いた
そして時代が進むと同時に科学も進歩して来た
生まれるものは便利で人の為になる物もあったが、同じくより簡単に人を傷つける兵器も生まれた
遂には人間は自然、つまり世界の命さえも貪り始めた
世界の命が尽きようとした時、人間達はお互いを責め始めた
そして己が生き残るため、略奪を目的とした戦争が全世界で起きた
また醜い争いが始まった
その時、何処かともなく白と黒の竜が現れた
そしてその二匹の竜は世界を滅ぼした
いや、正確には最初に戻したというべきか
それからこの世界ができた
ん?何でそんなことを分かるのかって?
それは一度世界が滅ぶ前の文献が見つかったんだ
当時、少人数だが人間が生き残る事が出来たからね
その人達が書き残したんだ
でも解読が大変だったっぽい
字が今とは違うからね
今でも分かってない事が沢山ある
この僕でもね
おっと、そろそろ時間だ
少年、君はいずれ全てを知ることとなる
その時、きっと僕の元へ辿り着く
僕は何者かって?
ハハッ それは僕の元へ辿り着けたら教えてあげよう
それでは少年、最後にヒントをあげよう
全ての鍵は君の傍にいる
その子が道を違えないように気を付けるんだよ?
また会おう 少年折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-11 21:07:03
6077文字
会話率:46%
竜と人間がまだ仲が良かった頃のお話。〔序章 これは唯一の竜のお話 <the OnlyOne Dragon>〕
山の中で行き倒れていた幼き日のミイアはたまたま通りがかったヒロシに拾われ城下町へとやってくる。そんなミイアが『エンドレス・ダブ
ル』と呼ばれるまでのお話。〔第一章 巨剣の大男 <the Blade Master>〕
ミイアが『ショートダブル』と呼ばれるようになって数年。『エンドレスダブル』と呼ばれるようになったミイアが第五次『蒼穹』討伐へと志願するまでのお話。〔第二章 虹の双弓 <the Twin RainBow>〕
魔法を使えない少女ミイアが魔法を使えない理由と、特殊な魔法についてのお話。〔第三章 鬼才と呼ばれる魔女 <the Angry Witch>〕
ミイアと少年との出会いから、白と黒の竜と対峙する少し前までのお話。〔第四章 器用貧乏 <the Tric Star>〕
ミイアがまだ村にいたころから、母が遺した魔法を使えるようになるまでのお話。〔第五章 竜の名を冠する少女 <the GetLost Girl>〕
ツリー女士とダブルトリックとの出会いから、ミイアが産まれるまでのお話。〔章外 女士の記憶 <the Memory of DoubleTric>〕
少女と仲間たちの竜退治のお話です。
よくある感じのお話を目指します。
※[R15][残酷な描写あり]にチェックを入れました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-22 19:03:35
35070文字
会話率:25%
邪悪なる“暗黒竜”の復活――。
裏切りの“四屍王”の暗躍――。
聖騎士の王国『セレストニア』と『バルビア』帝国の決戦の時は近づきつつある――。
と、揺れ動くそんな世界の情勢もどこか他人事で。
今日も今日とて、マリーこと、吟遊詩人志望の
マルグリット・ウィンベルは、始まりのリリポット村から旅立つこともできずに、駄賃稼ぎの小説を書いているのであった。
そんなマリーのそばへとやって来たのはパーティ仲間のアーシェリート・スナイデル。
冒険者には似つかわしくない日々に、しかして彼女は言う。
――まるで胡蝶の夢みたい、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-21 16:05:42
24092文字
会話率:13%