名前を呼ばれなかった風は、
誰にも気づかれず、空に溶けていくー
山あいの小さな村で、ひとりの少年が倒れていた。
記憶はない。名前もない。自分がどこから来たのかも、わからない。
彼に手を差し伸べたのは、風の音に耳を澄ませる少女・アム。
彼女
は、こう言った。
「風が、きみを“リク”って呼んでたよ」
言葉にならなかった想いが風に宿り、
“誰かの声”にふれたとき、再びめぐる――
これは、風に名前を贈ることが
「ここにいた」という証になる物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
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最終更新:2025-05-30 21:00:00
4869文字
会話率:28%
誰だって元気なときもあれば泣きたいくらい辛いときもある。生まれつき身体が弱い人もいるし、丈夫な人でも風邪をひく事もある。
『それくらいの事で大袈裟だな』
『自分より、あの人の方が大変なのに』
『自分は駄目な人間だ・・・・・・』
そん
な事ないよ。
『心が弱い? 怠けてるだけだ!』
『さぼりじゃねーか』
『大袈裟なんだよ、たいした事ねーだろ』
性格がみんな違うように、心の容器だって人其々。大丈夫。大丈夫。一度、深呼吸してみよう。
ちょっぴり心が疲れた主人公が、異世界にて第二の人生を謳歌! とは上手くはいかないが、少しずつ心を癒し周りを癒していく物語。
ほんのり宿る恋心の行方は……
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《アルファポリス様にて同時投稿しております》
https://www.alphapolis.co.jp/novel/561115575/691170417/cover
スローテンポ更新と編集の多さお許しください。
⚠前半は暗い表現が多くあります。心が不安定な方はご注意ください。(虐待に近い表現・暴力・ガス吸入・死・男女トラブルなど)
ファンタジー,恋愛,薬,癒し,トラウマ,セラピー,心,神,死,人間関係折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-17 23:32:27
16432文字
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