吸血鬼。
そう呼ばれる伝説上の生物がいる。人の生き血を啜り、超能力を使い、強い力を持ち、夜に生きる。
吸血鬼にも様々な種族がおり、そのほとんどが魅力的な美しい姿をしていると言われている。
彼らが美しいのは、人を惹きつけて殺すため。
その美貌の引力に逆らえなかった者に待ち受けるのは、死あるのみである。
ただ、例外もある。
この話はその例外となってしまい、最強の吸血鬼の弟子になり、師匠が頭を抱えるほどのトラブルメーカーになった女の話である。
※宗教批判的、犯罪擁護的、差別的な文章がありますが、創作上の設定であり、あくまでフィクションですので、ご拝読いただく際はご留意ください。
※コントラクト読者様へ
以前掲載していた「コントラクト」を改稿したものです。以前は主人公語りだったものを書き直しています。登場人物と設定に若干の変更がありますので、お楽しみいただいたり、あるいはガッカリされるかもしれませんが……。
具体的には、インド編から徐々に話が変わり、イタリア編から設定が変更されてローマ編から結構変わります。基本的なテイストはそんなに変わってないかもしれません。
ちなみにエンディングは大幅な改稿をし、前作とは違うエンディングを予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-02 07:12:09
404712文字
会話率:51%