領都のど真ん中に、ある日突然発生した図書館型のダンジョン。
そこには戦うべきモンスターは出現しない。代わりに無数にある「本」を読破して先へと進む必要があった。読破した「本」は、モンスターの素材同様にダンジョンの外に持ち出すことができ、高額で
売買される。
しかしその「本」は、女性の恋愛魂と性癖をピンポイントで打ち抜く、恐るべき威力を秘めていた。第1階層の「本」ですら号泣・失神者が続出。刺激に飢えていた女性たちが殺到して生命エネルギーをまき散らし、図書館型ダンジョンはさらに階層を広げてゆく。
これは図書館型ダンジョンに挑む、購読者ならぬ「攻読者」たちの物語である。
・・・とまあ、普通のハイファンタジー小説のようなふりをして書いておりますが、パロディです。前作「誘惑者ズレヒゲ」の最後に出てきた図書館型ダンジョン、というのが自分でも気に入ってしまいそれだけ独立させて書いてみました。
腐の文化とか、薄い本とかリアルに知っているわけではないので、設定とか甘いところがあるかと思いますが、「こんなライトノベルがあってもいいな」と思って書いてます。
思い付きで書いているので、ストックがあるうちは定期更新ですが、そのうち不定期になるかも・・・。
よろしければこれの元になった作品「誘惑者ズレヒゲ」もどうぞ。23話完結と短めで、おススメです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 19:12:13
13440文字
会話率:23%