街をながしあるく商売のヒコイチは、知り合いのじじいが『中』にはいった黒猫に、今日もなんだかまとわりつかれ、たのまれごとをきいてしまうほど、ひとがいい。 猫にたのまれた瓶(かめ)が置かれた屋敷へと、足をむけてみるのだが、どうにも寒気が・・・
『西堀の』隠居のともだちヒコイチがうすらさむいことに巻き込まれるはなし。怪談、にはほど遠いですが、そういう方向のつもりなので・・・
黒猫についてくわしくは、よろしければ『西堀の』をのぞいてみてください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 15:45:54
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会話率:28%