猫に九生あり 小説家になろう　作者検索

　ある日、学校にやって来るようになった猫―― 　その猫は長い毛並みと三色の色あいから、〝モミジ〟と呼ばれるようになった。　 　モミジはきれいだけど、怖い猫だった。誰にもなつかず、媚びたりもしない。それでいて相手を自由に、好きなように操ってしまう。 　でも、ヨシ君だけは例外だった。 　ヨシ君とモミジは、不思議な関係だった。そこにあるのは愛情でも、信頼でもない。でも親密で、仲がいい。まるで、夕暮れ時に足元にくっついて家まで離れない、影法師みたいに。 　そんな二人（一人と一匹）を見ながら、わたしは自分でもよくわからない、小さな胸の痛みを覚えるのだった。 　でもある日、そんなモミジが踏み切りの近くで死んでいるのが見つかる―― （23/6/19~23/7/18）折りたたむ>>続きをよむ

猫に九生あり（A cat has nine lives.） 猫が9回の夢を見る話です。

猫に九生あり。 マコトカ・ウソカ 九つの命持って世を渡る。 魂に刻まれる記憶と念は身に多大な力と想いを宿す。 刻まれた記憶は希か絶か これは九回の絶望を魂に刻んだ。 とある猫のやり直しの物語。 猫だったぬいが、今度はモンスターとして相棒と一緒に世界を回る。王道異世界転生系。折りたたむ>>続きをよむ