初めて会った時は、ただ見た目と声がいいなぁと思っただけだった。まぁ好みの女。中身は知らないしね。
仕事で関わって色々話して、それで「ああ、この人面倒臭い女だ」と気付いて、よし、口説こうと思った。
だってさぁ、こんなに自分の理想に完全一
致してる女が目の前にいるんだったら、そりゃ落としたくなるだろ。なぁ?
「瞭花さん、エッチしねぇ?」
「しない」
軽く言った言葉は冷たい一言で返された。結構本気だったのに。
スタジオミュージシャンをしている高校生の笠置眞哉は、ピアノの調律師をしている篠崎瞭花の事が好きで、隙あらば絡んでは口説いている。仲はいいけれど本気にされていない、よくある片想いの奮闘劇は、ある日転機を迎え――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 00:05:00
22073文字
会話率:56%
魔女とその七人の娘。彼女らはいかにして生まれてきたのだろうか?
ひとりぼっちの魔女が家族を求め紆余曲折しながらその望みを叶えるまでのお話。
七人の娘が生まれるまでの過程が書きたいだけのお話なので、サクサク進みます。
※もしかしたら番外編を書
くかも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-02 00:00:00
20893文字
会話率:45%