これは、王道RPG『Ground Brave Quest』の「物語の裏側」に生きる者達の記録。
主人公ガルアは、元は物語の脇役に過ぎない戦士だった。
しかし物語の終盤、ラストダンジョンで伝説の番竜ゲレドッツォを打ち倒し、灰色の書から現れた呪
われし剣「アレイク」に選ばれる。
魂を喰らい、持ち主の命を蝕むその剣はガルアを正規の物語から逸脱させ、運命に抗う旅へと導く。
共に歩むのは、魔族の血を引く少女ラナン。
かつては物語の端役に過ぎなかった彼女も、旧き英雄イオに拾われ、今やガルアの最も信頼すべき仲間である。
剣の記憶に導かれた二人は、理想郷ヴェルファリードの記憶に触れる。
それは人間と魔族が手を取り合い、調和を築いた都市の幻影だった。
しかしその光景は、突如燃え上がり崩壊する――“正義”という名の軍旗が掲げられ、人間の手によって街は滅ぼされたのである。
そして、ガルア達は世界の“ルール”を監視する存在、記憶の調停者「メモリーディア」と邂逅する。
物語から逸れた彼らを「削除」せんとするその存在と、記憶そのものを揺るがす激しい戦いが繰り広げられる――。
ガルアは、剣アレイクに眠る過去を受け入れ、ラナンと共に「物語の外側」での生を選ぶ。
祝福でも呪いでもない、己の意志による選択――。
これは与えられた物語に従う者ではなく、自らの意志で歩み直す者達の新たなる冒険の記録。
『ヴェルファリード・レコード』――それは、忘却に抗う者の名。
登場人物:ガルア(戦士)ラナン(魔族の少女)ナレーター/メモリーディア(記憶の魔物)
※これは自作『Cursed Bug Quest -深緋の人形劇-』を朗読劇用の台本として再編・まとめたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:50:00
7995文字
会話率:26%
《ウルザ》が舞台のファンタジー。
副音声的に創作言語がくっついてて読みづらい。
最終更新:2024-03-25 21:09:55
30688文字
会話率:1%
【より正確な表題】
レイレ・セアネーメル・セ=ケールメジシャが塩の荒野ダルマールで発見した、猛烈なるゴラより生まれし崇高にして偉大なる驚異の岩の研究。
●イセカイフドキさんの「異風調」参加作品。
最終更新:2022-12-17 00:00:00
10093文字
会話率:0%
◆イセカイフドキさんの「異風調」企画参加作品◆
《猫の寝床》ことサーミビア・セロルグニアによる旅行記より、失われたことばの都エヴェロイに関する部分の抜粋。
(彼は大陸の北東アルゴンダエの生まれであり、完全な正書法で記述しているわけではない
ため、綴りに乱れがある。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 00:00:00
10095文字
会話率:0%