神様が泣いた日、その涙のしずくできた宝石。人の心も、きっと同じ色をして。
最終更新:2022-10-09 12:00:00
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夜風のぬるい夏の日のことだった。コンビニに買い物に出かけた理香は空き地を横切っている時、血まみれの女性を目にする。
「待って下さい。今、救急車を呼んで来ますから」
「無駄……よ。あの人からは、逃げられない。それよりも——これを、持って行って
」
と、理香は女性から、涙のしずくの形をした石を手渡される。
「見付けたよ」
老女が空き地に現れ、理香の目の前で女性にキスをした。すると、老女はみるみる若返っていき、反対に重傷を負っていた女性はミイラのように、干からびてしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 17:03:13
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