この世の中には「消えてもいい理由」がたくさんあります。
大切な命を失ったとき、いじめられたとき。そんな理由を抱えてながら死ぬと誰かが「消えてもいい理由」を語ってくれます。
しかし、それと同じように僕たちは誰かに「自分が消えてもいい理由」を預
かってもらっています。
そして代わりに誰かの「消えてもいい理由」を預かるのです。
そうすることで不自由ながらも僕たちは生きているのです。
それが優しさでもあり、一つの愛だと思っています。
読んであと、誰かに優しくなれるようなそんな小説を目指しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-04 21:13:03
3027文字
会話率:16%