ある国のある侯爵閣下の息子が、婚約者であった辺境伯のご令嬢をパーティー現場で婚約破棄した。その隣に、浮気相手を連れて。そこからあっという間に侯爵家は没落。ギーはそんな話を軽薄な新聞から知っていた。陰謀があるかもなーと思いつつ今日も下町の酒場
で占い師の真似事をしていた。そこにはいつもいない来客があった。彼女はその侯爵家に勤めていたメイドだという。彼女が嘆くには勤め先がなくなり、再雇用先には、あ、あの侯爵家のとばれた途端不採用。私がなにをしたとやさぐれて、ヤケ酒をし、しまいには占いを頼ることにしたらしい。ギーは無職な彼女に仕事を斡旋することにした。彼が半年前に継いだ遺産はお屋敷だったが、今は誰も住んいない廃墟だったのだ。※初期メイド三人になります。瞬間的ハーレム状態が発生するかもですが、継続はしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 18:35:20
25914文字
会話率:40%
前世の記憶を持ったまま異世界に転生した私は、この世界が生前愛読していた小説の世界であることに気付く。
なぜかって? 私のお母様が小説の中で主人公をいじめ抜く性悪悪役令嬢だったからですよっ!! しかも、すでに没落済みで娼婦なんてやっちゃいま
す。つまり、この世界は後日談な世界ってわけです。だから、小説の知識で没落回避なんて無理だし、スタート時点で最高難易度だったりしちゃいます。
でも、こうなったら仕方がない。後日談なんて発売されてもいないし、私が幸せになったとしたって何ら問題はないはず。頑張って幸せになって見せますよっ!!
(微妙にテンション高めでお送りしております)
これは、悪役令嬢の娘として生まれた少女が、とある事情で養子になり、やがては国家の根幹に関わってくるお話です。
※序盤から際どい描写があり、話が進むにつれて流血などを伴う描写が出てきますので、その辺りはご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-05 18:40:49
611547文字
会話率:38%