『天原家』――――それは祓の桃を育て、地上の人々を見守る一族。
物語の始まり。それは……穏やかな洗濯日和を謳歌していた一族の姫、桃子のもとに齎された一つの報せである。
「……はぁ。今日も頭が痛いわ」
兄の後始末をつけるべく、川を下って犬
(太り過ぎ)猿(よく木から落ちる)雉(三匹の中では比較的まとも)たちと共に向かう先は――――鬼の館。
※桃太郎をモチーフに綴った、残念仕様です。
※バトル要素は一切含みません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-16 17:56:54
9478文字
会話率:36%