男は至って平凡な男だった。兄と同じどこにいてもおかしくない、背景のような人。そんな彼を狂わせたのは、平凡な兄の死だった。死の美しさや力を知った彼は、兄と同じく自らも死を選ぶ。しかし、男はまだ死ぬことができない。これは、まだ死ねない彼が死ぬ
までの物語。
※R15、残酷の描写ありはあくまで保険です。私は残酷でも、グロでもないと思っています。ご自身でご判断ください。
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この物語は初音硝子先生(https://mypage.syosetu.com/2580395/)との合作作品になります。硝子先生の方にも同タイトルの小説が上がっておりますが、全く違う物語になっておりますので、ぜひ読み比べてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 19:35:01
23082文字
会話率:53%
夜に咲く、カメリアの様な美貌の乙女を愛した青年の話。人の中にきっと存在する異常性の産声、苦悩と探訪の末の愛の形。
作者の全力の耽美な語調で描いてみました。殺人鬼の愛がテーマなので、殺しが苦手な方は避けてください。
最終更新:2020-03-09 00:20:08
6594文字
会話率:29%