学校に行けなくなり始めたころの事を思い出したので、心情を書き出しました。保健室登校をしていた保健室登校をしていた生徒に『保健室はお前の場所じゃない』と担任が言った事がニュースになりましたよね。ピーターの心情とは違うかもしれないけれど、こんな
事を考えてる児童さん・生徒さんもいるかもしれないと思ってもらえれば幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-20 15:48:03
2712文字
会話率:21%
雨の深夜、乗っていた車がスピンした。死ななくてよかったが、お陰で毎日電車通勤を余儀なくされていました。その詳細です。
只のエッセイですが、終盤から生々しい事故現場の描写が有ります。お嫌いな方は後半からの閲覧はご注意下さい。
最終更新:2019-08-17 14:56:42
3776文字
会話率:5%
※これは、「いつか、君を助けにくる」の登場人物、アルバートの物語です。お手数ですが「いつか、君を助けにくる」の本編を先にお読みになってからご覧ください。
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『───アル、バートの言った
通りに、すればよかった』
『ごめ……んね、アルバート……』
カレンの、最期の言葉。
それは、謝罪だった。
感情のままに、剣をふって。
いつしか、あれだけいた魔獣は全て、血だまりに伏していた。
絶望的な状況で生き残ったことも、アルバートの胸に何の感慨ももたらさなかった。
心にあるのは、ひとつだけ。
───誰も、救えなかった。
カレンも、レオも、ルイも。
父も。みんな、みんな。
あのとき、止めていれば。
友人達が魔獣の森にいくのをもっと強く止めていれば、避けられたはずだったのに。
尽きぬ後悔は、アルバートを掴んで離さない。
涙を零すことさえも、許さない。
だって。
自分なら、止められたはずだったのだから。
皆は、死ななくてよかったのだから。
責を負うべきは、自分だ。
母は哀しみを押し隠し、取り繕った笑みしか見せなくなった。
魔獣の森に行かず、友人を失ったルナサの心は壊れ、一言も喋らなくなった。
そして、アルバートは。
友達の最期を看取り、ただひとり生還したアルバートは。
もう誰も、こんな思いをすることがないように。
傷付くのは、自分だけでいいように。
───ひたすらに、強さを求めた。
これは、大切な者達を亡くした少年の物語。
なくしてなお、この哀しみを誰にも味わわせないようにするために、強さを求める少年の───
───アルバート・カールトンの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-10 18:52:38
2912文字
会話率:22%
あるとき、300人を載せた大型旅客機が海へ墜落した。
それは最終的に乗客の200余りが死亡する大惨事となった。
・・・・・・その、悲劇の影で。
「他人を押しのけても、生きていたい?もしよければ、手助けするよ?・・・・・・守
らなきゃいけない人が、いるんでしょう?」
・・・・・・・その、悲劇の影で。
「え?手違い?え?どういうこと?俺、死ななくてよかったの?ふざけんなよ、お前!おい、こら!説明しろ!」
*
ある悲劇を境に、一人の男が間抜けな死神の手引きで彼岸へ渡った。そして着いた先で彼は、どうやら自身の「死」が手違いによるものだと気づく。故に彼は、此岸への帰還を望んだ。
それは、当たり前の話である。
そして、時を同じくして一人の男が昏睡から目覚めた。
彼は旅客機事故の被害者で、数週間も眠りについていたのだ。
しかし、彼は目覚めた。目覚め、鏡で自身の姿を見た彼は・・・・・・自身の体がーーー自身のそれでないことに気づく。
*
彼らに残された選択肢は、all or noneである。
これは、それだけを語るお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-28 14:12:31
15303文字
会話率:10%