学校ではいじめられ、同居する祖父母には冷遇される、そんな少女・青河ミズキ。
ミズキはある冬の夜、黒塗りの不思議なバスに乗せられて、見たことのない都市にたどりつく。
空飛ぶホウキ、空飛ぶじゅうたんで人々が往来するこの街は……あれ、東京?
そこ
は、20世紀に魔法が発見され、科学と魔法の力で発展してきたという平行世界だった。
時計塔のある魔法学校に入学したミズキは、猫っ毛の少年魔法使いアキラとぶっきらぼうな魔法技師の少年キリトに出会い、「世界を変える魔法」をさがす「チーム」に入ることになる。
なお、小説タイトルは仮題のつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-01 04:00:00
7510文字
会話率:56%
吉祥寺駅の栄えていない方の出口を出て徒歩10分。
ぽつぽつと立ち並ぶ家々の中に、鷺宮家が存在する。
そこは職業紹介所だというが、外からは人はやってこない。
なぜなら、お客は鷺宮家の居間にある鏡台からやってくるのだから。
最終更新:2011-02-09 23:10:15
9754文字
会話率:35%