───その日、東京に何かが落ちた。
“それ”は隕石であるようにもミサイルであるようにも見えたが、そんなことはどうでもいい。
問題なのは、落ちてきた“それ”によって大半の人間が異形の魔物へと変わってしまい、東京が弱肉強食の地獄となって
しまったということ。
これは突如変貌してしまった東京で、望まずしてトカゲの魔物になってしまった26歳独身の獰猛な女が、生きるために荒れ狂う物語。
ふざけんなよコラ。
トカゲになったんですけど。
もう一度言う、トカゲになったんですけどッ!!
まだ結婚もしてないってのにトカゲになるとかマジありえない。
クソったれ。
絶対生き残ってやる。
※主人公は人間も躊躇いなく殺しますので苦手な方はご注意下さい。
【この作品はカクヨム様の方でも公開しております】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 19:00:00
138400文字
会話率:10%
『世界が壊れたから、父親を殺した。』
——審判の日。悪魔が溢れたその日、籠宮襲は悪魔に襲われて重傷を負った実の父親を殺した。それを見ていた悪魔ラプラスは襲に付き纏うようになる。悪魔を捕食し、投影する力を手に入れた襲は狂ってしまった世界で
のし上がるため戦いに身を投じるが、運命を知っているというラプラスは襲を惑わすような予言を囁き邪魔をする。別居していた妹が悪魔憑きとなり教団の巫女となっていたり、教団の聖女に絡まれたりするが襲は自分の信じる道を進んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-08 17:51:47
12146文字
会話率:65%