怪談のネタとしか思えないようなシロモノをどこからともなく手に入れては、その由来と真贋を調べるのが趣味という、見た目だけは美女と言っていいが、口は悪いし中身は奇人変人という「残念な美女」の秋月千尋と、とある厄介ごとに巻き込まれたところを千尋に
拾われてそのまま丁稚になった天城数馬。
そんなふたりがいる骨董店『和洋折衷』は店先に並ぶ千尋が集めた「怪談ネタ」の品々のせいでご近所からはお化け屋敷呼ばわりされていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-01 00:23:13
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会話率:47%