物語の“アリス”とは違い、いつも周囲を苦だと感じている亜璃子の一時の休息は、日本人らしからぬ容姿の男とのお茶の時間(ティータイム)。
「ぼくのかわいいありす」と男はいつも亜璃子に甘いお菓子と優しい言葉をかけてくれる。そのモノクルの奥に宿る仄
暗い光に気付いても、甘い甘い時間は亜璃子の心を溶かしていく。
部屋から出ることができないという男と、そんな男に外の話をする約束をした少女の話。
シリアス/暗め/人によってはバッドエンド/恋愛要素なし/ifあり
※ありま氷炎様主催第二回「月餅企画」参加作品です。
企画投稿作品なのに思い切り趣味の暗い話にいきました。申し訳ありません!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-15 03:00:00
9786文字
会話率:30%