どこにでもいる普通の村娘であった、リーシェ・アストルは、15才になったある日たまたま立ち寄った教会で魔力を測定した際に、規格外の魔力の持ち主であることが判明した。
その結果。世界でも有数の魔術学園に半強制的に入学させられた。
しかし、魔
術の魔の字も知らないリーシェは、魔術の行使はどころか詠唱すら出来ず、座学もボロボロ、生徒からは無能とか特待無能生と呼ばれるようになり、担任の教師からは『次の公開召喚儀式で何も召喚出来なかったら落第よ』と言われ、図書館で召喚魔術の本を探していると、見た事のない魔導書が、詠唱と触媒を授けられた。正直半信半疑だったが他に手段のないリーシェは公開召喚儀式で触媒を使い詠唱すると、白い仮面をした赤い翼の堕天使という規格外の存在を召喚してしまった。
無能と呼ばれた少女が常識の通じない狂った堕天使と共に学園の最底辺からカースト上位へ駆け上がり、やがて世界に名を轟かす、1人と1体の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-05 23:34:59
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会話率:57%