彼女は、幼い頃からこの世の不条理を体験していた。
幼い頃に発現した能力のせいで、人々から物珍しい目で見られるようになった。
唯一の心の支えであった家族は、いつしか彼女を商売道具として見るようになった。
そして彼女は逃げ出した。
どこか遠
い、遠いところまで。
そして、数年後。日本唯一の能力者のための学園。
そこに、彼女の姿はあった。
彼女の力を知れば、誰もが「最強」と言うだろう。誰もが妬み、羨み、羨望するだろう。
しかし、そんな力には、少なくない代償が存在する。
最強。故に最弱。
これは、歴史の片隅に残るかもしれない彼女の物語だ。
現実の都合により不定期更新です。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 12:00:00
5985文字
会話率:30%