書けない苦悩で作品を1本書き上げることができたらなあ。
書きかけの小説のデータを目の前にして、鳥野信大(とりののぶひろ)はそんなことを思った。
いいアイディアを思いついて、順調に進んでいた。
ところが、やっぱりいつものように、筆が進まなくな
り、気分が沈む。
少し休憩しようと、パソコンを閉じた。
特にすることもなく、ボーっとしていた。
が、さすがに手持ち無沙汰で、何だか不安になってきた。
そういう時彼には、いつも手に取る本があった。
――それは彼にとって懐かしい、ある人との思い出にまつわる本だった。
【カクヨムで掲載している同名作品の転載です。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-25 00:34:51
9075文字
会話率:46%
どうして小説が書けなくなったのかを自問自答し、苦悩しながらあがき続ける女の子の話です。書けなくなった時に読んで頂ければ幸いです。【底辺なろう作家の意地】(http://ncode.syosetu.com/n8973bv/)の続編です。
最終更新:2014-02-06 17:17:00
34159文字
会話率:20%