青春だって臆面もなく言えるのは青春の間だけだっていう青春のお話。
不法侵入した家。お湯の張られた浴槽の中で水死体のように眠っていた綺麗だけれど難のあるクラスメイト。
それから、誰にでも好かれたいという願望で少し歪んだ優等生。
二人が周囲を
振り切って、ただ二人の青春を掴み取る。
生き苦しくて息苦しい二人の少女が、何よりも澄んだ青春を見つける話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 21:44:52
102585文字
会話率:44%
初夏になる前の爽やかな土曜の昼前に、雌猫ニャーは我が家にやってきた。猫は嫌いだと思っていた妻は、意外にも好意的にニャーを迎える。風通しのいい木陰で昼寝するニャー、女同士の共感のシャワーの溢れる平和な庭先の昼寝の特等席が温かな小春日和のあた
る場所に変わったころ、妻の態度は豹変する。妻が変わったのでない、妻ははじめっから雌猫を好きになるはずはないのだ。それを承知していながら、わたしは女同士の共感のシャワーを見続ける。
ニャーのいなくなった庭先を見つめながら・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-27 08:53:32
6885文字
会話率:16%
儚く、切なく、無情にも過ぎてしまう季節を当たり前だと思っていたシュンに降りかかる宣告は、二人を引きはがしてしまうのか。奇跡の上に成り立つシュンとミツキは、次の春を見つけることができないかもしれない。そんな想いで過ごす春夏秋冬は、彼らにどん
な感情を与えるのだろうか。
限りある時間を認識したときに、大事な人を想う心は、素直になれるのだろうか。
三〇〇〇文字以内の世界で送る、儚いラブストーリー。
居候の訳アリ女子高生アイドルに三日で恋をして、相思相愛になった件。【三月の雪】の春夜と充希が少しだけ大人になったアナザーストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 09:29:41
2890文字
会話率:0%
世界は個が全体になった。倫理や価値観はすべて新しい価値観によって変化し、神様によって人間は行動のすべてを決められるようになった。そんな中主人公の僕は古い漫画の中にある、青春を知らず知らずのうちに求めるようになっていく。何もかもが満たされた世
界の中で、失われた感情を取り戻したいと思うようになる。神様の描くビジョンの中に脳を貸すことが常識となった世の中で、主人公は様々な価値観を見つけていくようになり、僕はついに青春を見つける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-05 21:03:13
14971文字
会話率:67%