入社以来、お茶出しが主業務となっているソラノ カリナがいつものように給湯室でお茶を入れていると、突然、大きな航宙戦闘艦が会社すぐ脇を通り過ぎ、近くにある議事堂の前に強行着陸する。この宇宙人の襲来、この瞬間、彼女の運命が大きく変わる。
半ば強
制的にその宇宙船に、特使代理といういい加減な肩書で送り込まれてしまったカリナは、無愛想な士官、ヴィルヘルム中尉の案内で、地球(アース)262遠征艦隊所属の駆逐艦7990号艦に乗り込む。
1万の戦闘艦、100万の将兵、そして遥かに進んだ技術(テクノロジー)を持つ彼らに対し、カリナが交渉の武器として用いたもの、それは……えっ?お茶!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-30 11:14:55
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会話率:55%
惑星探査船の墜落により、目的地の惑星で一人生き残ったタクミ・ヤザキ。鬱蒼とした森の中で孤立した彼は、墜落の際に手元の端末に退避させた人工知能「ガイア」と状況確認を行う。そこに現れた先住民の少女ニコル。無垢な彼女の助けにより、タクミは新世界へ
と歩み出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-27 22:21:21
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会話率:52%