それは、ある初秋の昼下がり。高校生4人とOLの女性が白く輝く魔法陣によって異世界へと召喚された。その先には王と姫と魔導士たち、そして騎士団が待ち受ける。「勇者方よ、よくぞ我らが願いに応じてくだされた。どうぞこの腕輪をお付けくだされ。翻訳機能
を持たせておりますで遠慮はなさらずと」そう言ってにこやかに差し出す魔術師長。だが……「ああ、ありゃ駄目だ。隷属魔法がかけられてる。受け取るなよ」高校生のひとりがかけられた魔法を見破った?なぜ、どうして!?何も知らない異世界人を使いつぶすつもりだった王たちが混乱するなか、見破った高校生は淡々と告げる。「俺たちはお前さんたちに協力はしない。力も知恵も貸すことはしない。さっさと失礼させてもらう」そして本当に、彼らは退散した。あとの始末をきれいに片づけて……。その余波がとんでもないところに行くとは思いもしなかった。☆短編読み切りの作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-07 17:58:27
9914文字
会話率:67%
──これは、魔王姫のために世界を征服しちゃった、元・魔王討伐パーティの支援役の話である──
世界の平和のため、魔王討伐を目標にしていた、勇者一行。
しかし、魔王討伐へあと1手という所で、主人公のリベルは、仲間に裏切られ、瀕死の重症を負
ってしまう。
そんな状態から意識を取り戻したリベルを助けたのは、討伐を目標としていた魔王の娘だった。
お礼を言いに行ったリベルはそこで、魔王の娘に一目惚れしてしまう。
「俺は、彼女が笑ってくれるなら、世界をも滅ぼせるかも知れない」
ゴミのような目で見られている?
暴力や罵詈雑言は日常茶飯事?
『 一向に構わん!
──我々の業界では、ご褒美です!!!』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-20 17:00:00
50951文字
会話率:39%