空の遥か彼方に浮かぶ、豊穣の大地。
少女はそこに憧れ、旅に出る。
自分の居場所、幸せを探して。
完結作品です。
最終更新:2023-06-14 00:10:01
32492文字
会話率:31%
地球人が火星への入植を開始して二百年。
火星を放置して百三年。
入植者の地球側の親戚の子孫であるアリス・ヨコミネは、ヒキニートの立場につけこまれ、たった一人での火星の調査を押しつけられる。
文明の退化した火星ではちょうどエラいヒトの葬式の真
っ最中で、アリスは天使と間違えられて歓迎される。
しかし、巨大化して人類に敵対するようになった家畜の襲撃を受け……
2021年、カクヨムにて初出。
2022年、小説家になろうに転載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 20:00:00
23390文字
会話率:22%
風の民「ライローク」の一族である主人公カガリは、幼き頃に家族、村人を殺され、独りとなったところを「フロート」国の王に助けられ、城で暮らすことになった。しかし後に、村人たちを殺した張本人が国王であることを知らされる。国王は、カガリを手に入れ
るために村人を殺したというのだ。それを聞き、カガリは国王に対して憎しみを覚えると共に、自分の存在の否定をはじめる。
城を出て行こうと思えば出来たのかもしれないが、生きる術を知らないカガリは国王の言いなりになってしまっていた。そんなとき、中庭で「ルシエル」という魔術士に出会う。そしてカガリは彼から武術や対術などを教わった。
国王の側近としての任務をこなす中、カガリは孤児院を見つける。そこで「ラナン」という少年に出会う。
しばらくしてカガリは城から「ラバース」という傭兵組織の中でも最高位クラスへと、身の置き場を変えた。すると、ルシエルにもラナンにも会えなくなってしまった。国王はカガリをどこまでも、孤独化させたいのであった。
しかしそこで、カガリは「ソウシ」と「ギルフォード」という少年たちに出会う。彼らと戦場に出向いた。するとそこでは敵と「レイアス」というフロートの誇る魔術士部隊に挟み撃ちにされてしまった。カガリはこの戦にて、多くの仲間の死と直面する。さらに、Sクラスの隊長「ユイス」も副長も殺されてしまう。
そのことを自分のせいだと思い込むカガリは心を閉ざし、一年の時が流れた。
誰ともチームを組まなかったカガリが、上司からの命令で再びチームを組むことになった。それは、ソウシとギルフォードと「ユイス」の故郷を制圧するというものだった。
カガリはふたりを追い返し、ひとりでユイスの死の責任をとろうとする。しかしそこにルシエルとソウシ、ギルフォードが駆けつけた。
鍵となるもの。
それは、世界を不幸へ導くモノなのか。
或いは……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-30 23:23:03
105476文字
会話率:45%