「天命」と言われる決して変得られることのない定められた運命を創世の神によって魂に刻まれた世界。神に見離されればその末路は「死」のみ。そんな世界で「天命」に見離された者達の魂を救済する者がいた。同胞を救済するのは同じく「天命」に見離された者
。彼らは「天命」からの解放の能力を持つと共に非情なほどに報われることのない末路を背負う。そして、創世の神の罪を償うためにそれぞれの神も契約者と共にその救済を行う――その結末が、誰かのためにならないことを知りながら。
――これは「天命」に殺された者達への救済と世界終焉への報われることのない物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-02 21:04:58
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会話率:51%