この物語の主人公は、楽な世界に生きたかった。そして、奇しくも望みどおり、不思議な世界に来たらしい。そこは、『異世界転生モノ』の小説でありがちな世界だった。
とはいえ、現代日本で数十年を生きた主人公は、現実的感覚が抜けきれず、例えば魔法らしい
魔法を見ても、「素晴らしき手品」と、どうしても思ってしまう。
そういう主人公からの視線で描写される、非常にマイペースな、異世界さまよい物語。
※これからの展開は作者自身も分からないため、打ち切りになる可能性もあります。
ここ数年、物語を書いて書き直し続けたあげくに執筆意欲が喪失する、ということを繰り返していました。なので今回は、先行き不明でも構わずに、手探りで書き進んでいこうと考えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-14 20:27:40
17765文字
会話率:32%