引き篭もりの藤宮康介は、深夜、人の目を憚りながらコンビニに向かった。其の途中で立ち寄った公園で、一冊の青白く光る本を見つける。本を開けた途端、康介は光の奔流に呑み込まれる。気づいたときには、二つの月が昇る異世界だった。そこで、康介は薔薇色の
髪の少女、コロナ=バッセルと出会う。
康介は、異世界で様々な人と関わりを持つうちに、自分とは何か、生きることとは何かを考えていく。
~生きることに臆病な少年は、薔薇色の髪の少女に邂逅した。~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-22 22:23:27
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会話率:31%