神々の庭園。
そこは、神々が作り出した6つの大庭園。それぞれ独特な空間の中に存在する。
竜、精霊、天族、魔族、エルフ、ドワーフ、人などの様々な種族が住まい、庭園の管理と整備を日々、行っている。神々は、基本的には傍観者であり、6つの大庭園を見
守り観賞していた。
過去に一度、大庭園同士の大きな抗争があり、美しき各大庭園は破壊され、様々な異変が起き始めた。傍観者たる神々は一人の執行官を使わせ、抗争を終結に導いたと言われている。6つの大庭園を自由に行き来できた転移門は執行官によって、限られた者にしか使えないように制限が施された。
抗争終結後、各大庭園の風景を元に戻すべく、大庭園同士での交換研修などが転移門の制限範囲内で徐々に開始され、それぞれの管理や整備の向上が行われている。そして、全ての大庭園に共通して、3年に一度、神々による品評会が行われることになる。品評会で一位を取った作品の作成者の願いを何でも一つだけ、神々が叶えると言われている。
これは、その中の一つ、光の大庭園の物語。
人の子である少女が庭園での生活を通して、成長し、いつの日か訪れるであろう、自分の願いを込めて一つの作品を作り出す物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-01 08:23:57
281295文字
会話率:55%