交通事故に遭い、自分もろとも両親が死んだ。唯一兄の昴流だけは助かったが、一向に目を醒まさない彼を心配した妹の未空は兄が目を醒ますまで見守ることにした。しかし目覚める兆しも引き取り手もいない昴流を、ついに病院側は見限ることに決定する。延命装置
を外されていく昴流に、未空は無駄と知りながら泣いて追い縋った。もう駄目だ、そう思った時、ある男が姿を現した。
※主人公は幽霊。医療的なことや心霊関係はほぼ想像です。事故の描写等で少しグロい表現があります、注意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-07 01:17:40
7026文字
会話率:13%