文徳天皇の御代、藤原氏の長者良房と文徳天皇の国のあり方をめぐる争いが起きた。良房は帝を毒殺してもなお戦のない世を求め、帝は民の心の支えとしての皇室のあり方を求めた。二人の闘いは天台・真言の僧たちをも巻き込み、さらには在原業平や女御・更衣・女
官たちをも巻き込む争いに発展した。誰がどのような思いで戦っていたのか、闘いに巻き込まれた三人の語りから事件の全容が次第に明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-09 16:05:47
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会話率:9%
在原業平は小野の地に隠棲する惟喬親王に謁する為、雪深き道を静かに辿る。
※自サイト『京都にての物語』からの転載となります。
最終更新:2013-03-07 19:40:18
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