――他人を信じるな。疑え――
人は必死に何かを願うとき、安易に「なんでもする」と口にする。彼は、そんな輩に何でもさせてしまう悪逆非道な人間だった。
時に、身体を埋めて頭皮だけ見えるように残し雑草と笑ったり、無茶難題や難病に侵されていれば
その者の首を刎ねる。
肉感的な身体をした女から言われれば前払いといって先に犯したり、魔物の群れに放ったりする。
悪魔というのは、悪らしい顔をして近づくのではなく、悪魔であるほど笑顔で擦り寄ってくるものなのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 15:02:13
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会話率:47%