学園の卒業パーティに、公爵令嬢セイラ・ドラウは婚約者を連れずに参加していた。本来エスコートしてくれるはずの王子は侯爵令嬢ビアンカ・ウタイをエスコートしている。
セイラは婚約破棄されることを予感していた。予感は的中し、これまでビアンカに嫌が
らせをしてきたことの謝罪を求められ、果てには国外追放までも。
そして婚約破棄を言い渡されたセイラがそれを認めた時――
こんな婚約破棄があってもいいんじゃないかと思って書いた作品です。
タグの「?」が付いているものは、人によって受け取り方が変わってくると思ったので付けています。
今作も読者様のわずかな時間つぶしになれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 18:00:58
10864文字
会話率:62%