一体誰がそう呼び始めたのか、気がついた頃にはもうその生物は『マカ』と呼ばれていた。
学者たちは、それは人間よりも大きく、人間よりも強く、そして人間よりも偉大なのだと言った。
人型であったり、獣を模した形であったり、植物を模した形であったり、
姿形は様々であったが、彼らは人間よりも賢くはなかった。
『マカ』の出現から人間たちには未知の力を持つ者たちが現れていた。
人はそれを【魔力】と呼び、それを使って事象を引き起こすものを【術式】と呼んだ。
【魔力】を利用して、身体の動きを活発にさせ、戦闘能力を引き上げることを【魔技】と呼んだ。
『マカ』が人間の敵であるとわかったその時から、人間たちはこれらを磨き上げて、彼らの侵略を退けてきた。
これは世界最強と謳われた少年が、自由に世界と戯れる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-17 23:28:17
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会話率:44%