「燃えがない人生なんてつまらない!」
が、信条のファンファーナは、十五歳を迎えたばかりのヴィクトール国の第一王女。
なぜか生まれてきてからずっと離宮から出ることは許されず、籠の中の鳥のような窮屈な生活を送っていた。――かと思いきや、ち
ゃっかり燃えのために『ファンファンのなんでも屋』を立ち上げ、自分そっくりな影と入れ替わって離宮を抜け出す始末。
日夜燃えを探していたある日、待望の客が現れた。行方不明となった有翼人の夫を探してほしいとの依頼だった。有翼人といえば、表舞台から姿を消した伝説の存在だ。
ファンファーナは自分で事件を解決することを決意し、王立警備団に所属する美貌の青年ハイラントと協力して、事件を追っていたのだが……?
注意)萌えではなく、燃えです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 12:00:00
86610文字
会話率:45%