外見だけで惚れるなんて……一目惚れなんて軽薄だ。
そう思うか?
甘い。甘すぎる。
そんな一般常識に基づいた心理的な壁など、真なる美少女はその微笑み一つで軽々と突き抜いてくる。
その少女、秋里 遥(あきさとはるか)に出会った時、俺はそう確信し
た。
確信しすぎて、数日のうちに告白してしまった。
けれど。
「あー、うん。嬉しいんだけど。ほんとに嬉しいんだけど私ね。多分もうすぐ死ぬの。だからやめときなね。良くないよ、うん。お互いに」
「そ……っ、そんなに重い病気なのか?」
「うーーーん。重いっていうか、変な病気? なんかねぇ、いや改まって説明するのも恥ずかしいんだけど……」
「恋をしていないと死んじゃう病気、なんだってさ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 02:14:20
3022文字
会話率:39%
氷河期を経験した人類は、数千メートルもの雪の下で細々と暮らすことを余儀なくされていた。
最終更新:2012-01-01 00:00:00
758文字
会話率:0%