時は元文二年三月十日(一七三七年四月九日)の江戸。ここに、虎之助と名乗る一人の男がいる。
虎之助は回向院にある卵から生まれた卵生人間である。卵から生まれた虎之助にはいっぱしの知識があるが名前がない。回向院の住職の円空に虎之助と名前をもら
い、口入屋を行なうことで、大勢の人を救えと命じられる。
よくわからないながらも、薬屋の隠居に引き取られ江戸で暮らす。だが、この江戸には尾張徳川家の屋敷の地下に地下御殿と呼ばれる妖怪が出る広大な妖怪の町の入口があった。
虎之助は地下御殿と江戸の町を行きつ、帰りつ、時には騙し、時には騙され、江戸の町と妖怪を救う。(NOVEL DAYSにも投稿中)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-15 20:00:00
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20XX年。日本は、バブル崩壊後の失われたウン十年にあえいでいた。
そんな中、突如名古屋城が金色に染まり、尾張藩主・徳川宗春が現れた。
彼は、八木公方(はちぼくくぼう)の呪いのために「むだづきゃー」の心を忘れた日本人を、魔剣・怒吝嗇斬(ど
けちぎり)で解放するために"てゃーむすりっぷ"してきたのだ!
キンキラキンと味噌と名古屋と無駄遣いが満載の、日本一頭の悪い経済小説。
※Pixivとの重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-09 03:30:46
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