たった一瞬のことだった。一目惚れだった。
それから8年間の間ずっとくすぶっていた初恋は、どうやら叔父にバレバレだったらしい。彼の国に嫁げるようそれとなく叔父が父に進言するも、父はある条件をだした。「身分にとらわれずお前を愛するような懐がでか
いやつじゃないと娘はやらん。」ちょっとまて。どこの親ばかだ。と思うも、叔父は楽しそうに準備を進める。母親も乗り気だ。一般的な茶色に髪を染め、低い身分の貴族に偽の籍をおき、側室候補としていざまいる。ほんの一部の人にしか心を開かない王と無表情の女の甘い恋愛ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-13 18:40:20
47371文字
会話率:16%