人には大きくわけて4つの感情がある。
喜、怒、哀、楽、それが形を成したものを人々は影と呼ぶ。影は自身の持つ感情を求めて暴れ、人を襲う。
それを倒し、守るのが"影祓い"の役目。
代々影祓いをしてきた家に生まれた彼女は影祓い
に必須の術を持たなかった。彼女は落ちこぼれと蔑まれ、小さな頃から人の冷たさを沢山受けて育った。
そんな彼女は両親が死んでから笑わなくなったが、高校で人の優しさに触れて変わって行く
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:25:48
5696文字
会話率:44%
―― 荒野の果ての大樹が潰える時、新たな守り人が記憶を紡ぐ ――
大荒野の果てに悠久の時を紡ぐ古い森があった。人から忘れ去られたこの古森には大地の精霊達の祝福を受けたひときわ大きな古木が存在したが、この大樹はじき終わりの時を迎えようと
していた。
古森の守り人であるヨナスはその事を夢占で知る。夢占では大樹の崩落を見届けるヨナスの傍らに、彼の知らぬ若い人影が寄り添い立っていた。ヨナスはおのれの見た夢が森の終焉と再生をあらわしているものと信じ、新たな森の守り人となる者を探すべく自らの分霊を旅へと送り出した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 12:00:00
10323文字
会話率:0%
人の心を喰らい、取り殺すモノ--<影>。その祓いを生業とするのが、<影祓い>と呼ばれる者たち。
旅の<影祓い>、水月と、彼女の仲間、そして彼女たちと関わる人々の話。
毎週日曜20時に更新します。
※自サイト『JUPITER』に掲載している作
品と同一のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-08 20:00:00
44365文字
会話率:45%