「物語は魔法を帯びるんです」と、彼女は言った。
普段から高校に居残っていた図書委員の少年・朽鍵鎖鳥は、覚えのないまま図書館めいた迷宮の中にいて、そこで出会った白い少女から『書術』と呼ばれる力を学ぶことになる。
けれどそれは最低限の力で
しかなく、他にも喚ばれていた図書委員たちは『スキル』という破格の力を手に入れていた。
――『司書長代行』を名乗る理不尽な化け物に使役されることになった主人公たちが、迷宮で魔物とバトルったり、幻想レトロな通りをうろうろしたり、境遇に悩んで迷って考えたりします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-25 19:01:45
139845文字
会話率:45%