夏休み、バイト帰りに祖母宅に寄ると、祖母は庭に面した縁側に腰掛け、絵を描いていた。普段は少し古くさい町並みの港町や灯台等の風景を描くのだが、その絵は上半身裸の男性の後ろ姿が描かれていて…… 夏休み。祖母の古い恋の話と、女子高生の孫娘の最近の
恋愛事情を交えた、日常の一コマ。『なろうラジオ大賞4』応募作で、1000文字縛りの超短編です。あっという間に読み終えるので、ちょっとしたお暇つぶしに読んでいただけたら幸いかと。 ちなみに、これは秋の企画2022に参加作品の、川上家(架空)の家族の歴史を題材とした作品群の一つでもあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 06:00:00
999文字
会話率:53%